台風被害に遭われた歴史ある鳥居!
長岡天満宮の境内、本殿へと続く参道の途中に、バラバラに壊れた石造りの鳥居が展示してあります。
なんでも、平成30(2018)年9月に近畿地方に甚大な被害をもたらした台風21号によって倒壊した鳥居だそうです。補修は困難なため、この様な形で残す事になったそうです。
二の鳥居
長岡天満宮の「二の鳥居」は、平成30(2018)年9月近畿地方に甚大な被害をもたらした台風21号による倒木が、その笠木を直撃し、倒壊しました。補修を検討しましたが、技術的に困難と判断し、このたび形を変えて残す事と致しました。
この倒壊した鳥居は霊元天皇(第112代天皇、御在位寛文3年〜貞享4年)が上皇となられてからの元禄5(1692)年に、当天満宮に寄進された二基のうちの一基であります。
因みに天明6(1786)年に刊行された『再板都名所図会』に「洛西長岡天満宮」が紹介されており、寄進された二基の鳥居が描かれています。なお「一の鳥居」は現在、府道柳谷道からの参道(山の池、長岡禅塾横)に移設されています。
令和元(2019)年12月吉日建立
長岡天満宮 宮司 中小路宗俊
記念碑デザイン 元大阪芸術大学教授 山本哲三
(現地案内板より)
地図・住所
【住所】〒617-0824 京都府長岡京市天神2丁目15−13(長岡天満宮内)
【駐車場】専用の有料駐車場あります(一部無料時間あり)
【公共交通機関でのアクセス】
・JR東海道線「長岡京駅」西口より徒歩約20分
・阪急京都線「長岡天神駅」西口より徒歩約10分