いわで御殿【和歌山県岩出市】

和歌山

暴れん坊将軍の過ごした地!

 紀州徳川家の別荘があった場所!八代将軍・徳川吉宗公も、ここで過ごす!今回は、岩出市清水にあるいわで御殿にやって参りました〜♪
 この地は、徳川御三家のひとつ、紀州徳川家の別荘厳出いわで御殿」があったとされる場所です。紀州藩の歴代藩主達が、参勤交代の時などに、ここに宿泊していたと言われています。暴れん坊将軍のモデルとなった、八代将軍・徳川吉宗公も、幼少の頃は、ほとんどここで過ごしていたと伝えられています。

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 現在では、源泉名「紀州根来五百仏山温泉(神の恵み湯)」を使った温泉入浴施設になっています。
 地元の人達からはもちろん、観光客からも愛される温泉となっています。

利用案内

【開館時間】
・午前10時~午後6時

【休館日】
・土・日曜日
・年末年始(12月31日~翌1月3日)

【温泉利用時間】
・午前10時~午後5時

【温泉利用料金】

区分料金
大人(中学生以上)700円(入湯税70円含む)
小人(小学生以下・12歳以上)550円(入湯税70円含む)
小人(小学生以下・12歳未満)480円(入湯税はかかりません)
※温泉のため12歳以上は入湯税がかかります。

【お問合せ先】0736-61-1122

いわで御殿とは

いわで御殿の由来と沿革

 昔からこのあたりには風光明媚な小山があり、周辺の人々に景勝地として親しまれてきました。そこに妙見堂という建物がありましたが、慶安2年(1649)紀州徳川家初代藩主・徳川頼宣がこれを和歌浦に移した後、その跡地に別荘を築かれたそうです。この建物を「厳出いわで御殿」と呼び、歴代藩主が参勤交代の時など、ここに宿泊していたそうです。八代将軍吉宗も幼少の頃は、ほとんどここで過ごしていたと伝えられています。
 この地からは大台ヶ原や吉野に源を発する紀の川、箱山、紀州富士の名で知られる龍門山の美しい姿を望むことができます。また当時は岩出の地名どおり川の中には人とり岩・畳岩・なまず岩・えぼし岩や車岩などと呼ばれる奇岩が点在していたそうです。さらに上流は我国有数の木材の産出地でしたので、筏が下り、景観に風情を添えていたと思われ、紀州家が別荘を建てたことがなるほどと頷ける景勝の地であったと思われます。
 厳出いわで御殿は、宝暦14年(1764)に取り壊された後、時代の流れとともに大阪では八州軒、横浜では臨春閣と所・名前を変えながらも、現在は横浜市・三渓園に「臨春閣」として国の重要文化財に指定され当時の姿を残しています。
 さてこの地は、厳出いわで御殿が取り壊された後、御殿山と呼ばれ昭和のはじめ頃まで公園として地元の人々に親しまれていましたが、奇岩のあった辺りが川の流れの障害となり再三にわたる岩出の水害の原因となっていたので川幅を広げるため、奇岩及び御殿山の一部を取り崩すことになり、かつての姿は失われています。

岩出市

(現地案内板より)

地図・住所・詳細

【住所】〒649-6227 和歌山県岩出市清水5ー1

【駐車場】専用の駐車場あり(無料)

【公共交通機関でのアクセス】JR和歌山線「岩出駅」下車、徒歩で約15分

今回紹介した場所の動画はこちら


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