勝龍寺城沼田丸跡【勝竜寺城公園内】

京都

勝龍寺城の西側に位置する曲輪

 勝龍寺城の本丸および沼田丸趾が、勝竜寺城公園として整備されています。
 敷地内には、地下水100%の水を飲む事ができる「ガラシャおもかげの水」や、細川藤孝が城を改修した時に作られたとされる「沼田丸の井戸跡」などがみられますよ〜♪

沼田丸跡

 [所在地]長岡京市勝竜寺

 [年代]室町時代・元亀2年(1571)改修

 本丸の南西側に接して作られた東西約40m・南北約65mの台形の曲輪くるわです。本丸と同様に周囲を土塁どるいで囲み、外側にほりを巡らせています。ここは細川家の絵図(江戸時代)に描かれる「沼田丸」に該当します。この「沼田丸」という名称は細川藤孝ほそかわふじたかの妻、麝香じゃこうの実家である越前の沼田氏にちなんだものと考えられます。
 また、沼田丸の東側には、左右を堀で囲われた帯曲輪おびぐるわがあったことも発掘調査で明らかになりました。帯曲輪は沼田丸と本丸を結ぶ中継地点として利用されたと推測されます。本丸西辺土塁の中程で低くなっている箇所は、帯曲輪と本丸を結ぶ通路の名残と考えられます。堀からは陶磁器や瓦などが見つかり、当時の生活の一端が窺い知れます。

 令和元年11月

長岡京市教育委員会

(現地案内板より)

沼田丸の井戸跡

沼田丸の井戸跡

 沼田丸にあったこの井戸は、四角形に組んだ角材の上に円形に石を積み上げて作られています。使用されている石材の大半は自然石ですが、本丸の石垣と同様に、石仏や五輪塔も含まれています。井戸の直径は0,8メートルで、深さは2メートルあります。この井戸は、細川藤孝ほそかわふじたかが城を改修した時に作られたもので、十六世紀末までには埋め戻されていたようです。

令和元年十一月 長岡京市教育委員会

(現地案内板より)

勝竜寺城公園 利用案内

【入園料】
・無料

【開園時間】
・4月~10月 9:00~18:00
・11月~3月 9:00~17:00

【休園日】
・年末年始 (12月28日から1月4日)

【駐車場】
・専用の駐車場あり(無料)

【公共交通機関でのアクセス】
・JR「長岡京駅」から徒歩で約10分(約700m)

地図・住所

【住所】〒617-0836 京都府長岡京市勝竜寺13−1(勝竜寺城公園内)

【駐車場】専用の駐車場あり(無料)

【公共交通機関でのアクセス】JR「長岡京駅」から徒歩で約10分(約700m)

今回紹介した場所の動画はこちら


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