鯨の骨で造られた橋が架かる寺!
世にも珍しい、クジラの骨で造られた雪鯨橋!創建は、聖徳太子と伝わる!今回は、東淀川区瑞光にある瑞光寺にやって参りました〜♪
東淀川区の住宅街、瑞光寺公園の隣に鎮座するのが瑞光寺です。ここで最も見てもらいたいのは、なんと言ってもクジラの骨で造られた雪鯨橋(せつげいきょう)です。クジラの骨で造られた橋は、世界中を見渡しても、ここにしか無いそうです!
世界にひとつしか無いこの雪鯨橋(せつげいきょう)!
地元の方からは「くじら橋」とも呼ばれ、親しまれているそうです。
雪鯨橋体験記
お寺の入り口には、さっそくクジラの骨が2本お出迎えです!
鳥居のような役目をはたしているのでしょうか?
その奥に雪鯨橋が架かっていました!
橋の欄干がクジラの骨で出来ていますね。
その下の扇型のような物も、クジラの骨の様です。
橋の麓にも、クジラの骨のような物が置かれていました。
雪鯨橋の長さは約6m、幅は約3mあるそうです。
最初の橋は18世紀半ばに架けられたと伝わります。その後、老朽化のため何度か架け直されているそうです。
当初は、橋の全ての部分にクジラの骨が使われていたそうです。
この雪鯨橋は、「浪速の名橋50選」、また「日本百名橋」の番外にも選ばれているそうですよ〜♪
雪鯨橋の由来
瑞光寺の住職だった潭住知忍(たんじゅうちにん)が、南紀太地浦(現在の和歌山県太地町)に行った時のことです。捕鯨で暮らしていた村人は、不漁が続いて困っていました。そこで、村人が潭住に豊漁祈願を依頼しました。しかし、潭住は「殺生は仏教の教えに背く」と言って断りました。しかし、村人が困っている事を不憫に思い、潭住は豊漁祈願を行いました。すると、今までの不漁が嘘のように、豊漁になったと言います。村人はたいそう喜び、瑞光寺を訪れました。そして、お礼として黄金30両とクジラの骨18本を贈ったそうです。潭住は、クジラ供養のためにクジラの骨を使って橋を造りました。これが雪鯨橋の始まりと言われています。
地図・住所
【住所】〒533-0005 大阪府大阪市東淀川区瑞光2丁目2−2